【ねがい】
平成22年9月に厚労省より出された「慢性の痛みに関する検討会(提言)」は、国民の多くが、腰痛・肩こり・関節痛など「慢性の痛み」とみられる症状に悩んでいること、また、重度の慢性痛である「線維筋痛症」「CRPS」「脊髄損傷後疼痛」などの難治性疼痛患者が適切な医療を受けることができず放置されていることを指摘しています。
また、2011年11月の在日米国商工会議所の調査は、疼痛による経済的な損失は年間3700億円にも達する莫大なものであると試算しています。
更に慢性の痛みは心身の健康に悪影響を及ぼすことは当然で、高齢化社会を迎え、健康寿命を伸張させるためにも、その対策は必須と考えられます。
こうした情勢を受け、慢性痛対策の機運を高め、より良いわが国の慢性痛診療の構築に資するためこの「シンポジウム」を企画しました。
今回は各界から、慢性痛対策についてお詳しい諸先生方に登壇いただき「慢性の痛み対策は、痛み難民を救い医療を変える~滋賀県から痛みの医療モデルを日本中に発信しよう~」をテーマとして話し合っていただきます。
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